WindowsでLinuxのファイルシステムにアクセスする
いままで,WindowsからLinuxのファイルシステムにアクセスする場合は,Explore2fsを使う必要がありました.ただ,この方法では,普通のアプリケーションとしてファイルシステムにアクセスできるだけですので,実際にファイルを操作する場合は,一端,手元にコピーする必要がありました.
ところが,ext2/3をVFATやNTFSのように,ドライブとしてマウントするツールがありました.
It provides Windows NT4.0/2000/XP with full access to Linux Ext2 volumes (read access and write access). This may be useful if you have installed both Windows and Linux as a dual boot environment on your computer.
これはなかなかよさそうです.ときどき,手元のPCにLinuxを入れようとするのですが...
- 手元のPCにLinuxを入れようする
- しかし,完全にWindowsをやめる踏ん切りはつかないので,デュアルブートにする
- すると使えるディスクサイズが半分になる.かといって,いまさらVFATはかんべんしてほしい
- しかし,サイズが半分になるのは,耐えがたいので,Linuxを諦める.
という流れで,無限ループにおちいっていたのですが,これをつかうと,ホームディレクトリをext3のドライブに置けば,LinuxからもWindowsからもシームレスに見えるので,ついにLinuxのインストールが実現できそうです.
と思ったのですが,やっぱり,いつもの落し穴,「文字コード問題」がありました.日本語ファイル名の場合,Linux側は,UTF-8かEUCなのですが,Windowsは,SJISです.日本語ファイル名のファイルをコピーすると,作成できませんでした,と怒られるのですが,エントリだけはできているようで,しかも,同じファイル名で,どんどん作られるので,かなり異常な事態となります.
というわけで,日本語ファイル名を使わなければ,かなり実用的だと思います.