数日前の日経の「私の履歴書」で水木しげるが、「地獄はあらゆる所で様々描写がされているが、天国は類型的で、美しい川、薄物をまとった美女、おいしい食べ物という描写しかない。この天国とは、今の日本のことではないか」というようなことを書いていた。この後は、既に天国にいるのだから、やりたいことをやればいいじゃん、という流れになっている、ということはともかく、天国より地獄のほうが描写が豊かってのは、人類がおしなべてマゾであるということの例証になりそうだ。