Portable Firefox

Portable Firefoxの1.0.1がリリースされている(beta版だけど)http://johnhaller.com/jh/mozilla/portable_firefox/
0.9のころから,Portable Firefoxを愛用していた.あのPC上でカスタマイズしたFirefoxを別のPCに持っていこうとすると,通常のFirefoxのプロファイルをコピーしても,うまくいかないのだが,Portable Firefoxだとバッチリなのである.

しかし,1.0.1がリリースされてもPortable Firefoxは,なかなか追従してくれなくて,やきもきしていたのだが,ここまで遅れたのは,新機能をいろいろと実装していたからのようだ.Mozillazineスレッドによると新機能は,以下の通りのようだ.beta版ではあるが,いまのところ,実用上の問題は見つかっていない(XP SP2上で確認)

  • NEW DIRECTORY STRUCTURE ... ディレクトリ構造を変更して,スッキリさせた.
  • ABSOLUTE PATHS ... ランチャーが,相対パスの代りに絶対パスを使うことで,拡張のアンインストールを可能とした.
  • DROP AND RUN ... Portable Firefoxディレクトリをどこでも置けるようにした.ディレクトリの移動も可能にした.
  • INI IS OPTIONAL ... INI形式での設定ファイルを変更することで,ディレクトリ構造の変更や,その他の設定を変更することができる.
  • COMMANDLINE PASSING ... コマンドラインからの起動を可能とした.これにより,HTMLファイルをドラッグ&ドロップで表示させることができるようになり,また,デフォルトブラウザに指定することもできる.
  • MULTIPLE INSTANCE SUPPORT ... 複数起動を可能とした.
  • PROFILE CREATION ... プロファイルが存在しないとき,正しく作成されるようにした.
  • EXE DETECTION ... firefox.exeが見つからないときエラーを表示するようにした.
  • LOCAL PROFILE ADJUSTMENT ... 通常のFirefoxのプロファイルをコピーして使えるようにした.ただし,prefs.jsの調整はしないので,一部の拡張は動作しない.

特に"DROP AND RUN"のどこでもディレクトリを置けるようになったのがうれしいところだ.これで,ファイルサーバ上に置いて,どこからでも同じFirefoxを利用することができる.