More Effective C++

Effective C++の続編.内容も,引きつづき読みごたえがある.ただ,前作に比べると,翻訳のレベルが落ちているらしく,だいぶ読みにくく,原著がよいのほうがお勧めらしい.ただ,原著を入手するのは大変だし,(英語力にも依存するが)読むのはもっと大変なので,あきらめて読解するしかないだろう.

前作は,メモリ管理,クラス設計がメインだったが,今回は,ポインタや演算子,例外などの,前作に比較すると周辺的な話になっている.しかし,以前として,これらの要素は重要であり,一定の理解は必要とされる事柄だろう.特に例外処理は,本格的な製品レベルのオブジェクト指向的な設計をするとなると,避けては通れない機能なので,ずさんな設計をするわけにはいかない.
他の開発者とのスムーズなコミュニケーションのためにも一読をお勧めしたいところだ.