Subversion その2

Subversionは,CVSのようにリポジトリがテキストファイルになっていないし,リポジトリの中身を見ても,もとの構造がどうなっているかは分からない.これは,CVSとは,ある意味では決定的な違いで,それ故に嫌い,という人*1もいるようだ.

公式ドキュメント(の和訳版)の一節*2で,「Subversion は非公開のデータベースシステムにすべてのデータを格納しますが、簡単には手で修正することができないようにするためです。」なんてことを言っている.テキスト形式でエディタで触りたい,という人から見ると,まったくもって反対の思想となっている.

個人的には,CVSのようにテキスト形式でも,リポジトリが壊れたときに手で復旧させるのは,非常に大変だし,もし矛盾が発生したときのことを考えると,それこそ手で触る気になるものではない,と考える.なので,バイナリ形式であることには抵抗感はない.まぁ,そうとうの部分が感覚的な問題なので,嫌いという人をうまく説得するのは難しそうだ.

ともかく,CVSにしろ,Subversionにしろ,リポジトリが壊れたらサヨウナラ,と思って,日々のバックアップに励むのが賢明なのだろう,というまったく面白くない結論で終る.